日本ラグビー協会は31日、2年ぶりに活動を再開した日本代表の強化試合(6月12日、静岡・エコパスタジアム)の対戦相手として1試合限定で編成される国内リーグ選抜チーム「サンウルブズ」のメンバーを発表し、FB野口竜司(25=パナソニック)ら15人が選出された。ヘッドコーチはヤマハ発動機コーチの大久保直弥氏、コーチングコーディネーターはキヤノン監督の沢木敬介氏が務め、サンウルブズ最終年のコーチングスタッフ2人を中心に6月6日から合宿を開始する。
試合は大分県別府市で合宿中の日本代表から、ファーストチョイスとなる15人が代表側で先発し、次の15人がサンウルブズ側で先発する予定。代表の残りのメンバーと今回選ばれた15人はリザーブに回る予定で、オンライン会見に出席した日本協会男子15人制日本代表の藤井雄一郎ナショナルチームディレクターは「ポジションの兼ね合いもあるが、試合時間をできるだけ長く確保したい」とその意図を明かした。
一方で今回選ばれた15人については「見てみたい選手を選んだ」と説明。4月に発表された日本代表候補を中心に、ロック秋山大地(24=トヨタ自動車)、SO山沢拓也(26=パナソニック)と待望論の強い若手選手も選ばれた。大久保直弥ヘッドコーチも「僕らがモチベーションを与えなくても、活躍すれば代表の扉が開くので、十分な準備をしてくると思う」と選手に期待。「アイデンティティーを忘れずにチャレンジしたい」と番狂わせを予告した。
大久保ヘッドコーチによれば、当日はこの試合のために制作される新ジャージーを着用して試合に臨むという。
【サンウルブズにFB野口竜司ら15人選出 6月12日にラグビー日本代表と対戦】の続きを読む